メインキャストスペシャルインタビュー!
●個性的なキャラとキャストのテンション高い演技が魅力!
――アニメの収録が始まりましたが、実際に演じてみた感想は?
中沢農役・花澤香菜さん(以下、花澤):ドラマCDの時から変わらないキャストでやらせていただいて心強いんですけど、岐阜弁のセリフがいっぱいあるのは大変で(笑)。
でもアフレコをするうちに岐阜弁に慣れてきて、自然にセリフを話せるようになってホッとしています。
畑耕作役・浅沼晋太郎さん(以下、浅沼):リハーサルビデオをチェックする段階からこんなに疲れるアニメは初めてです(笑)。耕作として、とにかくテンションを保ったままで、毎回ブースの中の誰かを笑わせる勢いで頑張っています。
木下林檎役・田村ゆかりさん(以下、田村):テンションが高い作品なので、アフレコ中は皆さんのお芝居を見て、笑っています(笑)。
戸次菜摘役・斎藤千和さん(以下、斎藤):(浅沼さんを見て)良かったね。ゆかりんが喜んでくれて。
浅沼:光栄です。
良田胡蝶役・井上麻里奈さん(以下、井上):ゆかりさん、いつも楽しそう。
花澤:うん、うん。
田村:毎回、楽しいです。
若旦那役・加藤英美里さん(以下、加藤):若旦那は基本的には「きゅっきゅ」言ってるだけなので、皆さんの演技を楽しませていただいてます。視聴者の方と同じ目線で。
井上:今日の収録はそんなことなかったよね。
加藤:はい! 今日は結構、頑張りました!
担当:でもああいうシーンは最初で最後かも……。
加藤:うそ~!?
浅沼:でも若旦那はこの作品の中の唯一の良心だからね。
過真鳥継役・羽多野渉さん(以下、羽多野):そうですね。
浅沼:だって、他にはヘンタイか変わりもんしかいないんだから(笑)。
(全員爆笑)
加藤:じゃあ、唯一の良心として今後の収録も頑張っていきたいと思います。
斎藤:ベッキーは、誰かを苦しい気持ちにさせることが目標で(笑)。最初はおもしろかったけど、最後はなんか苦しいみたいな。ブースだけでなく、見ている方にもそう思ってもらえたらうれしいです。苦しんでください。
井上:おっぱい役の井上麻里奈です。
浅沼:ちょっと待って!(笑)
斎藤:太字で書かれちゃうよ。
井上:どうぞ。胡蝶といえば巨乳だから(笑)。まともな人間が一人も出てこない作品だなというのが第一印象です。何をやっても自由なところがこの作品のいいところなのかなと思いながら、楽しんでやらせていただいてます。
羽多野:パンツ、羽多野渉です。
浅沼:パンツなんて呼ばれてないでしょ!(笑) パンツの権威ではあるけど。
羽多野:見てる人を苦笑いさせられたらいいなと思って。継自身はまじめな男なんですけど、周りから見たら、ちょっとベクトルがズレているというところで。皆さんのお芝居を見ながら、自分も精進できたらいいなと思いながらやっています。
井上:(ひそひそ声で)何を精進するの?
羽多野:パンツの良さを世の中の人に広められたらと。
田村:それは伝わった! 胸に刺さったよ。
井上:収録の時もゆかりさんが「感動した」って言ってましたね(笑)。
●農業の素晴らしさを伝えるはずが……
――この作品の見どころや注目してほしい点を挙げてください。
花澤:全体的におもしろい作品ですけど、更に、パッと台本を読んでいたらわからないようなパロディがたくさん入っていて、そこも見どころかなと思います。
浅沼:大沼心監督が最初のアフレコ前に「見ている方に少しでも農業の素晴らしさを伝えたい」と言っていましたが、今のところまったく伝わってこないアニメです。
(全員爆笑)
浅沼:そんな型破りなところが見どころじゃないでしょうか。
田村:ギャグシーンばかりの作品だけど、ハートウォーミングなシーンやエピソードもあるので
期待してください。
加藤:「みゃー」とか動物の鳴き声のかわいさかな。孔雀などいろいろな動物が出てきて、物語をかき回していくので、そこもおもしろいと思います。
斎藤:緩急かなと思います。「急」代表は耕作で……。
井上:ベッキーも「急」ですよ。
斎藤:私も割りと「急」側ですけど(笑)、「緩」は林檎が代表してて。
浅沼:継もね。
斎藤:そうそう! そんな畳み掛けるところと、突然、テンポやテンションが変わって、間がポンポンと出てくるおもしろさも魅力かなと思います。
井上:見どころは、おっぱいです。
羽多野:それだけ!? まあ大事だけど(笑)。岐阜の農業高校が舞台ですが、僕も地方出身者なので、作品から漂うノスタルジックな雰囲気に懐かしさを感じました。自分の地元が舞台になって、実際の風景がアニメの背景になっていたたら嬉しいですよね。
浅沼:(ひそひそ)まじめだ、あいつ。
斎藤:(ひそひそ)最後に好感度上げようとしている。
井上:(ひそひそ)他に見どころは?
羽多野:あとパンツです。って、何で言わせるの!
●「好きな農作物は?」
――農業高校が舞台ということで、好きな野菜や果物を教えてください。
花澤:オクラが好きです。
浅沼:野菜ならキュウリ。あとレンコンもいいな。果物はラ・フランス。
田村:マンゴーが好きです。
加藤:私はアボカドが好きです。
斎藤:私はパプリカが好きです。必ず冷蔵庫に入ってます。
井上:ピンクグレープフルーツです。普通のグレープフルーツよりピンクのほうが好きなんです。
羽多野:ゴーヤです。
(全員失笑)
井上:いいチョイスですねぇ。
羽多野:何で、ですか?
担当:サービスしなくていいですよ。
斎藤:ゴーヤが何でサービスになるの?(笑)
羽多野:本心ですよ! 沖縄出身じゃないのであこがれもあって。
●あくまで演技だということを忘れずに!?
――放送を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
花澤:個性的なキャラたちばかりで、その掛け合いや行動の数々もおもしろくて。見ていて吹き出してしまうシーンがたくさんあるので、ちょっと下ネタは過激かもしれないけど……。
(全員うなずく)
井上:正直だ。
斎藤:正直な子。
花澤:(笑)、にぎやかで楽しい高校生活や、様々な恋模様も描かれているので、たくさんの方に見てほしいです。
浅沼:女の子がいっぱい出るアニメは男子向けというイメージがあるかもしれないけど、女子も、またご家族でも楽しめるような笑いがお届けできればいいなと切に願います。
羽多野:「切に願います」って(笑)。
浅沼:笑って笑って、そしてうっすら、ほんとにうっすらですよ?(笑)うっすら感動、みたいなアニメなので、リラックスして見ていただいて、なんとなく元気になってもらえたらうれしいです。
田村:とても楽しい作品だと思います。長ゼリフを演じられている方たち……
私はまったくないんですけど(笑)……皆さんが命を削ってやっていると思うので、その生き様を見てあげてほしいなと思います。林檎ちゃんがのうりんの生徒たちと出会ってから、変化していく心境や感情にも注目してください。
加藤:ギャグパートが大好きで、継のギャグシリーズがお気に入りです。いつも現場で吹き出してしまって(笑)。そこに効果音など付いた時の仕上がりが楽しみです。私が演じる若旦那が作中で骨休め的にホッとできる存在になったり、見てかわいいと思ってもらえたらうれしいです。
斎藤:やっぱりギャグシーンですね。普通ならブレーキをかけるところを、さらにアクセルを踏んじゃう感じがすごいです。あと言っておきますが、私たちは台本通りに役を演じているだけで、これが素じゃないですよ!
(全員爆笑&「それ、大事!」の声)
斎藤:そこを十分に踏まえたうえで、楽しんでください。
井上:皆さんもおっしゃられている通り、声優のプロの演技がふんだんに堪能できる作品だなと思います。私も現場でいつも感嘆の息を漏らしながら聞かせていただいてます。パロディネタも多いんですが、皆さんが調べつつ再現しようと頑張っているので、そんな細かい部分にも注目してください。あと出てくる動物達も非常にかわいいので、見て癒されていただければ。
浅沼:半分以上、食べられちゃうんだけどね(涙)。
羽多野:いやあ、やめて~!
井上:名前を付けて大切に育ててるのに~。
(全員ひそひそ)
羽多野:こそこそ言わないで!(笑) 初めてこの作品を知った方だけでなく、原作ファンの方やドラマCDから入った方にもぜひ見ていただきたいです。お気に入りのパンツと共に……。
(全員爆笑)
担当:女性キャラのかわいさについてはいかがですか?
羽多野:そりゃあ、かわいいよ! 当たり前でしょ! 絵を描いてくださる方、演じられるキャストの方に、いちアニメファンとして感謝したいと思える作品なのでぜひ……お気に入りのパンツをはいて楽しんでください(笑)。